独自の重心制御技術備えた機体を活用、アジア全域で需要開拓
ドローン(小型無人機)開発を手掛けるエアロネクストは6月21日、中国の産業用ドローン大手、深圳智航無人機有限公司(深圳市、SMD)と物流ドローンの市場開拓に向け戦略的業務提携を結んだと発表した。
エアロネクストが独自に開発した重心制御技術「4D GRAVITY」を搭載して飛行の安定性を増したドローンの機体と、SMDが蓄積してきた顧客基盤などを組み合わせ、中国や日本、アジア全域で本格的な市場の確立と需要開拓を目指す。
エアロネクストは今年5月、中国・深圳に現地法人を設立。同国で新技術の売り込みを始めている。SMDは2014年に発足し、マルチコプターやティルトローター垂直離着陸機(VTOL)に強みを持つ。
提携に際して握手するエアロネクストの田路圭輔代表取締役CEO(右)とSMDのエドワード・ジン董事長(いずれもエアロネクスト提供)
(藤原秀行)