神戸港、環境に配慮した船舶の入港料減免制度を4月1日に拡充へ

神戸港、環境に配慮した船舶の入港料減免制度を4月1日に拡充へ

「グリーンアウォード・プログラム」の認証船舶など

神戸市は3月27日、神戸港の脱炭素化に向けてこれまで実施してきた、環境に配慮した船舶に対する入港料減免制度を4月1日から拡充すると発表した。


(神戸市提供)

 
 

具体的には、オランダに本部を置く非営利活動法人グリーンアウォード財団がグローバルに展開している「グリーンアウォード・プログラム」の認証船舶に対し、入港料の減免率を10%から15%にアップする。

もしくは、IAPH(国際港湾協会)主導で提唱、IMO(国際海事機関)が定める船舶からの排気ガスに関する規制基準よりも環境性能に優れた船舶を対象としている「ESIプログラム」で、新たにESI値が30以上の船舶に対し、入港料を15%減免する。

両方を重複して適用はしない。

ESI値は、IAPHが船舶からの大気汚染物質等の環境負荷の排出性能を船舶ごとに評価し、数値として認証している。

(藤原秀行)

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