港湾・物流現場向け車両の実用化目指す
水素エンジンの開発を手掛けるスタートアップのi Labo(アイラボ、東京都中央区銀座)は4月15日、第三者割当増資でピストンリング大手のTPR、出光興産、上組、物流企業の三芳エキスプレスの4社から計約8億円の資金を調達したと発表した。
調達した資金は水素エンジンの量産技術開発や「愛知碧南R&Dセンター」建設に充てる。水素を活用した内燃機関(H2ICE)の早期社会実装を目指す。
上組はi Laboと組んで水素エンジンを搭載した大型の重量車を開発、港湾・物流現場に適したH2ICE搭載車両を実用化したい考え。三芳エキスプレスは中型の重量車量産モデルの実用化で協力する。
(i Labo提供)
(藤原秀行)