日本郵便不適切点呼問題会見の千田社長発言内容骨子
・今回の問題でお客様をはじめ、関係の皆様に大変なご不安、ご心配をおかけしていることを心よりおわび申し上げる
・国土交通省から厳しい行政処分が下されることが想定される。役員一同、極めて重大な事案と受け止め、再発防止策を確実に実施することを全力で果たしていきたい
・不適切な点呼はかなり昔から(ルールの)不徹底が行われていたのではないかと思う
・アルコールチェックの重要性の意識が欠如していた。本社や支社もアルコールチェックしたかどうかは書類上の確認にとどまり、実際に現場で順守しているかどうか実態を確認する意識が欠如していた
・経営として知らなかったというのは許されない。経営の責任は非常に重い。今後、行政処分の状況なども踏まえて社内の役職員の処分も判断していきたい
・会社全体の構造的問題ということが明確になったと受け止めている
・点呼は不適切なのに書類上は適切となっていたものが相当数あった
・地方の郵便局に不備が多いのではないかと推察しているが、もう少し精査したい。われわれのマネジメントが届きにくかったのではないか
・(今後の対応について)決してオペレーションに影響が出るようなことは起こしてはいけない。そのために必要なコストがかかるのであればちゃんと出しながら、仕事をちゃんとやりきっていくことを最優先したい
・2025年度上半期中をめどに全集配局で正確な点呼記録可能なシステムを導入する
会見する千田社長
(写真・中島祐、本文・藤原秀行)