福岡圏の大規模マルチ型物流施設、賃料底上げ続く

福岡圏の大規模マルチ型物流施設、賃料底上げ続く

CBRE1~3月調査、空室率は2四半期続けて低下

シービーアールイー(CBRE)が4月28日公表した2025年第1四半期(1~3月)の大規模マルチテナント型物流施設の賃貸市場動向に関する調査結果によると、福岡圏の期末の空室率は4.2%で、前期(24年10~12月)から0.9ポイント下がった。

前期から低下したのは2四半期連続。

 
 

新規供給の1棟は8割を超える稼働率で完成したほか、築浅の大型物件1棟で空室解消が進んだことがプラスに影響した。今期の新規需要は1.9万坪。

募集賃料は1坪当たり3570円で、前期から0.8%上がった。CBREは「福岡市周辺で空室が順調に消化されていることから、この地域の相対的に低い賃料帯の物件で賃料が底上げされた」と指摘した。


福岡圏の需給バランス(CBRE資料より引用)

(藤原秀行)

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