懲戒解雇処分に
日本郵便九州支社は4月30日、長崎県松浦市の「調川(つきのかわ)郵便局」の元局長の男性が、郵便局の資金1000万円を横領していたと発表した。
遊興費に充てていたとみられ、同社は4月28日付で元局長を懲戒解雇した。
同社によると、元局長は今年2~3月にかけて、合計1000万円を横領した。3月6日に長崎検査室が同郵便局の現金検査を行った際、1000万円が不足していることに気づき、社内調査を実施、横領が判明した。
3月7日に長崎県警松浦署へ相談したという。
同社は「社会的・公共的役割を担い、信用を第一とする弊社として、このような事案が発生しましたことについて、深くお詫び申し上げます。今回の事態を真摯に受け止め、社員指導を徹底してまいります」と謝罪するコメントを発表した。
九州支社管内では今年1月にも、宮崎県延岡市の「延岡川島郵便局」で、元社員が収入印紙総額13万円相当を盗んだとして同じく懲戒解雇していた。
(藤原秀行)