大阪で焼いたパンを近鉄特急「アーバンライナー」で貨客混載輸送、名古屋のイオン店舗で販売

大阪で焼いたパンを近鉄特急「アーバンライナー」で貨客混載輸送、名古屋のイオン店舗で販売

福山通運も協力、ドライバー不足などに対応

イオンリテールの中部カンパニー(名古屋市)と近畿日本鉄道、福山通運の3社は5月16日、大阪の産品を近鉄が大阪難波~近鉄名古屋間で運転している名阪特急「アーバンライナー」を使用した貨客混載輸送で名古屋まで届け、イオンリテール中部が運営している店舗で販売する取り組みを5月23~24日に実施すると発表した。

具体的には、大阪市で創業し現在も同市内でパン職人による手作りを行っている鳴門屋製パンが手掛けたパンを、福山通運大阪船場支店(大阪市)から大阪難波駅(同)までを福山通運、大阪難波駅から近鉄名古屋駅(名古屋市)までを近鉄がそれぞれ運び、イオンリテール中部が近鉄名古屋駅からイオン熱田店(名古屋市)まで搬送、店舗で販売する。

 
 

これまで販売エリアが大阪府内と近畿圏中心だった商品を名古屋市内に広げられる上、既存の物流体制を使った配送より約15時間早く店舗に届けられるため、より鮮度の高い商品を
提供することが可能になると見込む。

トラックドライバー不足や輸送時の温室効果ガス排出削減といった課題にも対応できると想定している。

概要
輸送列車 大阪難波駅9:30発→近鉄名古屋駅11:49着
輸送フロー ①福山通運が大阪船場支店より、上記の名阪特急アーバンライナーに積み込み②名阪特急アーバンライナーで大阪難波~近鉄名古屋間を輸送③イオンリテール中部が名阪特急アーバンライナーから荷物を積み降ろし、当日の昼ごろにイオン熱田店に陳列、販売


(いずれもプレスリリースより引用)

(藤原秀行)

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