MonotaROが茨城・水戸で新物流拠点の建設開始、28年5月稼働開始予定

MonotaROが茨城・水戸で新物流拠点の建設開始、28年5月稼働開始予定

新設備導入と作業フロー集約・変更を促進、既存拠点比較で生産性3倍目指す

工具などのECを手掛けるMonotaRO(モノタロウ)は5月20日、茨城県水戸市で新たな物流拠点「水戸ディストリビューションセンター」(DC)の起工式を5月8日に開催したと発表した。


水戸DCの完成予想図

 
 

水戸DCは同社の出荷・在庫能力増強のために建設、2028年5月に稼働を開始する予定。

豊田自動織機トヨタL&Fカンパニーの自動倉庫システムなど自動化設備を積極的に採用するとともに、作業フローの集約・変更も図り、同社の既存物流センター(笠間ディストリビューションセンター、茨城県)と比較して3倍の生産性(出荷量10万行/日→30万行/日)を目指す。商品配送の迅速化につなげていく考えだ。

自社物件として初めて免震構造を採用し、災害に備えるほか、環境負荷低減のため、やはり自社物件として初の太陽光発電を導入する。。


作業フローの進化

施設概要
所在地:茨城県水戸市下野町字丸山780-2他
建物構造:地上4階建
敷地面積:約98,000㎡
延床面積:約74,000㎡
構造:鉄筋コンクリート造 一部 鉄骨造(シミズNewRCSS工法)/免震構造
建物着工日:2025年5月9日
建物竣工時期:2027年5月(予定)
稼働開始時期:2028年5月(予定)
在庫保有能力:約50万点
出荷能力:30万行/日
主な設備:自動倉庫、AGV(ADAPTO)、自動梱包機など

(藤原秀行)※いずれもMonotaRO提供

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