夜間に機械が1階の待機場所まで搬送、省人化推進
日本通運は7月8日、札幌市の札幌支店で、自動走行フォークリフト(AGF)4台とオートレーター(自動垂直昇降機)1基を組み合わせた自動化システムを本格的に稼働させ、夜間の出荷準備作業を無人化したと発表した。
作業スタッフが業務を終えた夜間時間帯に、各階に配置しているAGFとオートレーターを連動させ、各フロアにパレット積みされた出荷予定貨物を1階の出荷待機場所まで自動で搬送している。
併せて、人間が操作するフォークリフトが繁忙となる日中の入出庫集中時に、オートレーターで各階に運んだ貨物をAGFが荷受けすることで、オートレーターの滞貨を解消し稼働率を向上、支店内の縦持ちに要する時間短縮を図っている。
同社は2017年から豊田自動織機、日通商事と連携し、食品や飲料の共同配送を担う札幌支店の新札幌物流センターで自動化の検討を進めてきた。
夜間の出荷準備作業などに投入しているAGF
オートレーターから入庫貨物を引き取るAGF(いずれも日本通運プレスリリースより引用)
の写真2枚を使ってみてください
(藤原秀行)