ドライバー・作業員の安全・健康支援手掛けるenstem、NXHDと楽天のCVC2社が1.1億円追加出資

ドライバー・作業員の安全・健康支援手掛けるenstem、NXHDと楽天のCVC2社が1.1億円追加出資

累計2.5億円に、プロダクト開発体制強化などに充当

生体データからトラックなどのドライバーや現場作業員の体調をAIで分析し安全や健康の維持を図るサービスを手掛けるenstem(エンステム)は6月20日、NIPPON EXPRESSホールディングス系のCVC(コーポレートベンチャーキャピタル)、NXグローバルイノベーション投資事業有限責任組合が運営する「NXグローバルイノベーションファンド」と、楽天グループのCVC、楽天キャピタルの2社から総額1.1億円の追加出資を受けたと発表した。

enstemは今年2月に公表したマーキュリア・サプライチェーン投資事業有限責任組合をリード投資家とする第三者割当増資(1.4億円調達)と合わせて、合計2.5億円の資金調達を達成した。

 
 

物流・流通・DXに関する知見とネットワークを持つ両社と提携することで、事業をさらに推進していきたい考え。

enstemが展開しているドライバー・現場作業員の健康・安全を見守り、業務効率向上を支援するサービス「Nobi for Driver」「MAMORINU」は累計で300社以上が採用している。調達した資金はプロダクト開発体制の強化(AI活用、データ活用型の新機能開発)、採用の強化などに充てる。

(藤原秀行)

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