伊藤忠ロジとフジシール、医薬品ワンストップサービスの実証実験開始

伊藤忠ロジとフジシール、医薬品ワンストップサービスの実証実験開始

輸入品の検査・包装もカバー目指す

伊藤忠ロジスティクスと東京証券取引所プライム市場上場で熱収縮性ラベル大手フジシールインターナショナルは6月23日、医薬品物流で連携すると発表した。

フジシールインターナショナル子会社で各種ラベルの製造・販売を手掛けているフジシールと伊藤忠ロジの両社がこのほど、医薬品ワンストップサービスの実証実験を開始した。

 
 

伊藤忠ロジは20年以上にわたり、製薬業界向けの共同物流サービスを展開しており、2022年には航空輸送サービスと組み合わせ、医薬品・医療機器の輸出入ニーズに対応するため成田空港からアクセスの良い茨城県つくば市に専用センターを設置した。

輸入医薬品は物流に加えてず検査・包装の問い合わせが増えており、市場のニーズ拡大を考慮して、同じ茨城県で検査・包装設備を構えているフジシールと組むことにした。

フジシールは輸入医薬品に特化した検査・包装スキルと品質管理体制、豊富な顧客対応ノウハウを保有している。伊藤忠ロジが持つグローバル展開の物流ネットワークや国内の医薬品物流機能をと組み合わせ、輸入医薬品のワンストップサービスを実現したい考え。

両社は今後、医薬品の安定供給体制を強化し、日本のドラッグラグ/ロス問題解消を後押しすることを目指す。


(プレスリリースより引用)

(藤原秀行)

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