7月12日に燃料電池とガソリン発電の2種類投入へ
産業用ドローンの開発・販売を手掛けるロボデックス(横浜市)は7月12日、福島県南相馬市の「福島ロボットテストフィールド」で、燃料電池を搭載した大型ハイブリッドドローンによる長時間飛行の実証実験を行う。日本では初の取り組みという。
英インテリジェント・エナジー社製の燃料電池ユニットを用いたドローンと、リッチェンパワージャパンのガソリン発電ユニットを載せたドローンの2種類を投入。機体はいずれもDJI製のものを使う。物流やインフラ点検などの用途で必要とされる長時間のフライト実現につなげていきたい考えだ。
ロボデックスはスカイロボットが長時間飛行ドローンを専門に担う企業として設立した。
同社は「現在流通しているドローンの飛行時間は20分くらいがほとんどで、⾧いものでも30分が限界。物流やインフラ点検などでの利用に期待が寄せられるドローンは⾧時間飛行できるかが課題となっている。⾧時間飛行に耐えるためには性能の良い⾧持ちするバッテリーが必要だが、飛行に影響する重量となるため、実用化までにはもう少し時間が掛かりそう。当社では現在、次世代ドローンとして注目されているハイブリッド型の実用化に向けて、国内外のドローン企業と協力して開発を進めている」と説明している。
2種類のハイブリッドドローン(ロボデックス資料より引用)
(藤原秀行)