暫定2車線道路の4車線化、指標設定し優先整備区間を選定

暫定2車線道路の4車線化、指標設定し優先整備区間を選定

国交省が審議会で提案、「渋滞発生回数」など例示

国土交通省は7月10日、東京都内で、社会資本整備審議会道路分科会の国土幹線道路部会(部会長・朝倉康夫東京工業大環境・社会理工学院教授)を開催した。

事務局の国交省が、全国で暫定2車線となっている道路のうち優先的に4車線化していく区間を選定する際の考え方を提案。事故発生件数や速度低下の頻度、災害時の早期復旧の可能性などの指標を設定し、それぞれの評価を踏まえて緊急度を比較、優先整備区間を選ぶ手法を説明した。

国交省は部会メンバーの意見を踏まえ、指標の具体化を図る。

提案によれば、4車線化により解消すべき課題として、
①時間信頼性確保
②事故防止
③ネットワークの代替性確保
――の3点を列挙。各観点でそれぞれ複数の指標を設けることを示した。

具体的には、①は速度低下の頻度、渋滞発生回数など、②は事故件数や事故率など、③は通行止めの時間や大規模災害時の早期復旧などを挙げた。課題ごとに解決すべき深刻さの度合いを明示することで、優先整備方針への理解を得やすくする狙いがある。

高速道の中長期的整備方針、逆走事故件数削減目標など記載へ

会合では併せて、国交省が今年夏ごろをめどに策定する予定の、高速道路の安全性や信頼性、利便性を向上させるための中長期的な整備方針「高速道路における安全・安心計画(仮称)」に記載する項目のイメージを説明した。

逆走事故件数の削減目標、自動運転の商業化に向けたスケジュールと運行管理システムの在り方、最高規制速度見直しの方針、橋梁耐震化率の目標設定、民間施設直結スマートICの支援方策、特殊車両許可の簡素化方針などを盛り込む方針を明らかにした。

(藤原秀行)

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