賃貸面積1.1万㎡、27年竣工予定
フジサンケイグループの不動産会社、サンケイビルは7月14日、自社開発している物流施設ブランド「SANKEILOGI」(サンケイロジ)シリーズで初となる冷凍・冷蔵専用物流施設「(仮称)SANKEILOGI春日部」を埼玉県春日部市で開発すると発表した。
地上4階建てのボックス型で、賃貸面積は1万1233㎡を想定しており、2027年3月末の竣工を見込む。
市街化調整区域「庄和インター周辺地区」で、都市計画法第34条12号による区域指定の下、開発が可能な最後のタイミングでの建設になると説明。同地区の産業立地推進を目的として2026年4月に同区域指定が廃止される予定で、今後同エリアでの新規物流施設の開発は困難となるため、希少な計画とアピールしている。
1棟借りのニーズにも対応。1~4階の各階に5℃帯の冷蔵倉庫(荷捌)と-25℃帯の冷凍倉庫を配置する。
2階の冷凍倉庫は温度可変にし、多様な利用方法をカバーできるようにする計画。省エネ性能に優れた水冷式の冷却設備を実装し、入居テナントの運用コストを低減できるよう努める。
サンケイビルは今後、千葉県内の千葉市や松戸市でも冷凍・冷蔵倉庫を建設していく予定。
所在地 :埼玉県春日部市下柳
アクセス:東北自動車道「岩槻」IC 約11.8km、朝日バス「新川橋」停留所 徒歩3分
敷地面積: 5,593.58㎡(1,692.06坪)
延床面積:12,614.15㎡(3,815.78坪)
貸床面積:11,233.39㎡(3,398.10坪)
規模:地上4階建BOX型
温度帯 :冷凍(-25℃)、冷蔵(+5℃)、可変(-25℃~+10℃)
本体着工:2025年6月30日
竣工予定:2027年3月末
(藤原秀行)※いずれもサンケイビル提供