国交省、安全上のトラブル続発のANAウイングスに厳重注意

国交省、安全上のトラブル続発のANAウイングスに厳重注意

9月19日までに再発防止策報告を指示

国土交通省航空局は8月29日、全日本空輸(ANA)グループで国内線の小型機運航を手掛けるANAウイングスに対し、運航の安全上のトラブルが続発しているのを受け、同日付で文書により厳重注意した。

安全確保策を検討し、9月19日までに報告するよう同社に指示した。



国交省によると、ANAウイングスは昨年4月、鳥取県の米子空港付近で同社の航空機が進入中に緊急の着陸回避操作を行ったほか、同6月には中部国際空港に向けて降下中に機内で気圧が異常低下した。

今年に入っても、5月に広島空港で航空機が地上を走行中、工事のため閉鎖していた誘導路上で立ち往生したり、8月に北海道の稚内空港で鳥防除作業車両の退避が終わっていない滑走路に同社の航空機が着陸したりとトラブルが相次いでいる。

国交省は「安全管理システムが現場を含めた社内全体に対して有効に機能しているとは言えず、こうしたことは、航空輸送の安全への社会的な信頼にも大きく影響を及ぼしかねない」と指摘している。

ANAウイングスは同日、「厳重注意を真摯に受け止め、経営トップ自らが先頭に立ち、全社員が一丸となって再発防止策に徹底的に取り組むことで、ANAウイングスへの信頼回復に努めてまいります。お客様をはじめ、関係の皆様にご心配とご迷惑をおかけしておりますことを深くお詫び申し上げます」とのコメントを発表した。

(藤原秀行)

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