京セラドキュメントソリューションズ、市販の汎用テープでルート設定可能な製造・物流現場向けAGV開発

京セラドキュメントソリューションズ、市販の汎用テープでルート設定可能な製造・物流現場向けAGV開発

予兆保全機能も搭載

京セラ傘下で複合機を手掛ける京セラドキュメントソリューションズは8月28日、製造・物流現場向けの無人搬送車(AGV)を開発したと発表した。部品などを収めた容器を載せて自動で庫内を運ぶことを想定している。

同社は30年以上にわたってAGVを活用し、そのうち10年以上は自社開発のAGVで複合機やプリンターの効率的な生産を後押ししてきた。



新たに発表したAGVは長年の生産現場での豊富な開発・運用経験と情報機器の技術を結集し、シンプルで使いやすい操作性を実現している。

床面にテープで設定したルートを、複合機で培った高解像度画像解析技術で細かくフォロー、走行する。一般的な磁気テープではなく、市販の汎用テープでも代替することが可能で、コストを抑えられるよう工夫している。

リモート監視による予兆保全機能を搭載し、トラブルの未然防止を図ることで、安定稼働と運用負担の軽減につなげる。スピンターンが可能で、狭い場所でも安全かつスムーズに走行できるようにしている

9月10~12日に東京・有明で開催の「国際物流総合展2025 INNOVATION EXPO」に参考出典した。


(プレスリリースより引用)

(藤原秀行)

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