日通の希望退職に計画超える480人応募、加算退職金などで90億円損失計上

日通の希望退職に計画超える480人応募、加算退職金などで90億円損失計上

NXHDは通期の利益予想引き下げ

NIPPON EXPRESSホールディングス(NXHD)は9月17日、傘下の日本通運が実施した「セカンドキャリア支援」(希望退職募集)に、計画していた300人程度を上回る480人が応募したと発表した。

55歳以上の役職者と役職定年を迎えた事務系の社員約3000人を対象に希望退職を募っていた。退職は9月30日付。



退職加算金の支給、セカンドキャリアコンサルティングや再就職支援サービスの提供を予定している。

日通は加算退職金などで約90億円を損失(その他の費用)に計上。その影響で、NXHDは9月17日、2025年12月期の連結業績予想に関し、営業利益を従来の700億円から610億円、税引き前利益を600億円から510億円、当期利益を400億円から340億円にそれぞれ引き下げた。

(藤原秀行)

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