「通関DX」加速図る
Shippioは9月19日、傘下の通関事業者、協和海運の新社長に8月28日付で松本和男氏が就任したと発表した。
協和海運は2022年にShippioが全株式を取得、買収し、Shippioは通関事業へ進出。今年9月には両社で共同開発した、AIを活用した通関業務効率化支援サービス「Shippio Clear」の開始を発表した。
松本氏は2024年のShippio入社以降、協和海運に出向し、DX推進室長として業務変革に当たっていた。「Shippio Clear」の開発の中心的な役割も果たしてきた。社長に昇格することで、より「通関DX」を加速させていきたい考え。
松本氏(Shippio提供)
松本氏はダンサーとして渡米し、テコンドーのオリンピック金メダリストに師事、ヘッドインストラクターを務めるなど異色のキャリアを持つ。帰国後に通関士・国際複合輸送士・貿易実務検定A級の資格を取得し、港湾作業、フォワーディング、通関業務を15年超経験した後、24年にShippioグループ入りした。
(藤原秀行)