3tトラックの燃料に活用、本格導入目指す
三菱倉庫系の菱倉運輸と伊藤忠エネクスの両社は9月24日、首都圏で展開する菱倉運輸の小口積合せ配送用車両に使用する燃料として、環境負荷が低いリニューアブルディーゼル(RD)を活用する実証実験を7月に始めたと発表した。
実証実験で使用する3tトラック(両社提供)
RDは燃料のライフサイクルベースの温室効果ガス排出量を軽油比で最大90%削減すると見込まれている。実証実験で用いるRDはシンガポールのNeste Asia Pacificから輸入し、伊藤忠エネクスが菱倉運輸へ供給する。
両社は既に、名古屋港を起点にコンテナ輸送を行うトラクターヘッド1台の燃料を、軽油からRDに代替する実証実験を実施済み。今回はRDを活用する実証実験の第2弾となる。今回の成果を踏まえ、首都圏における小口積合せ配送用車両へのRDの本格導入やエリア拡大を目指す。
(藤原秀行)