日本郵政グループとJR東グループ、新潟で実施
日本郵政グループとJR東日本グループは9月24日、JR駅構内の商業施設の店舗で購入した商品を郵便局で受け取ることが可能なサービスの実証を開始したと発表した。
両社グループは2024年2月、「社会課題の解決に向けた連携強化」に関する協定を締結。「郵便局・駅の地域コミュニティ拠点化」の実現を目指しており、今回の施策もその一環。
JR東日本新潟シティクリエイトがJR新潟駅内の駅ビルで運営している商業施設「CoCoLo新潟」の4店舗で取り扱っているクッキーなど約40商品が対象で、JR東のECサイトを通じて注文。商品は日本郵便が23年9月から展開している郵便局間配送サービス「ぽすちょこ便」で届け、新潟市内の「新潟太平郵便局」で受け取る。
両社グループは安い手数料で、自分の好きなタイミングを選んで郵便局で商品を受け取ることが可能になり、利便性が高まると見込む。
注文は9月24日から12月1日まで可能で、受け取りは10月1日~12月5日の毎週水・木・金曜日に同郵便局で対応する。1回の購入(会計)につき、手数料として宅配よりも安い税込み150円を設定している。
ぽすちょこ便は郵便車両の空きスペースを活用し、安価で気軽に使えるサービスとして運営している。郵便車輛の稼働率向上にもつなげたい考えで、ニーズや配送効率を検証した上で他の地域への展開も検討する。
(藤原秀行)