業務効率化や書類への記入ミス防止など期待
トレードワルツは9月25日、貿易情報共有化システム「TradeWaltz」に関し、MS&ADインシュアランス グループの三井住友海上火災保険が展開している外航貨物海上保険専用システム「3-貨物保険サービス」とAPI接続によるデータ連携を同日、開始したと発表した。
同システムを経由し、顧客の業務効率化を支援する新サービスの提供を始める。
TradeWaltzは輸出入者・銀行・運輸会社・通関会社・税関などの貿易関連データが共有可能。保険申込手続き時にこうしたデータを活用することで、従来発生していた転記作業が不要となり、業務効率化と記入ミスの防止を実現できると見込む。
また、TradeWaltz上で手続きを済ませれば関係者間で業務プロセスを可視化・共有できるため、手続き漏れの防止などが見込めると想定している。
併せて、外航貨物海上保険の保険証券および保険料情報を、三井住友海上からTradeWaltz上にデジタルデータとして提供してもらうことで、各種データの取り出しが可能となり、関係者間の情報連携や業務効率化に向けた活用が期待できるとみている。
(藤原秀行)