地元の「物流拠点構想」後押し、27年9月竣工予定
野村不動産は10月1日、北九州市で新たなマルチテナント型物流施設「(仮称)Landport小倉」を開発すると発表した。
地上2階建て、延床面積は4万6694㎡を計画しており、竣工は2027年9月の予定。
併せて、地元の北九州市と今後の物流施設などの建設・操業が円滑に進むよう、互いに緊密に連携していくことの証として立地協定を締結した。
同社は2025年4月~28年3月の3年間で、総投資額約3400億円、合計15棟の物流施設を事業化する方針を公表しており、今回の物流施設もその一環。
「物流2024年問題」への対応や高付加価値を生み出す物流拠点として、北九州市が取り組む「物流拠点構想」に合致するとみて、構想の実現を後押しする。
陸・海・空のアクセスが良好な立地特性で多様な車両と荷物を扱うことが見込まれるとして、低床・高床のハイブリッド両面バースを採用する。
従業員向けのカフェテリアを設置する予定。で、食事や休憩などに利用可能。
低床・高床のハイブリッド両面バース
九州自動車道の小倉東IC、北九州高速道路の長野ICまで約2.8㎞に位置し、九州全域・中国地方西部への広域配送も可能。北九州空港まで約15分、新門司港まで約20分、太刀浦コンテナターミナルまで約30分でそれぞれアクセスできる。
(藤原秀行)※いずれも野村不動産提供