3カ月で生産性2.5倍に改善を実現
ラピュタロボティクスは10月1日、日本通運が愛知県小牧市の「NX小牧流通センター」で、ラピュタロボの協働型ピッキングアシストロボット「ラピュタPA-AMR」を導入したと発表した。
稼働開始から3カ月で出荷工程の生産性を42.9件/時間から110.8件/時間へ約2.5倍(258%)改善させたという。
今後はWMS(倉庫管理システム)の改修を進め、対象業務を現状の500行/日から1000行/日へ2倍に拡大することを目指す。
NX小牧流通センターで稼働中の「ラピュタPA-AMR」(ラピュタロボティクス提供)
同センターは出荷工程が熟練者の経験に依存しており、省人化と標準化が重要な課題となっていた。そこで自動化を図ることにした。
導入により、新人とベテランの作業スピード・精度の差を大幅に縮小。経験に依存しない安定したオペレーションを実現した。ラピュタPA-AMRの標準化機能により、その日しか出勤しないスポットワーカーも最小限のトレーニング時間で即戦力として稼働できるようにしている。
(藤原秀行)