シリウスジャパン新社長にエヌビディアなど歴任の蒋超氏が再登板

シリウスジャパン新社長にエヌビディアなど歴任の蒋超氏が再登板

OEM事業へ積極的に参画図る

中国のロボットメーカー、シリウスロボティクスの日本法人シリウスジャパンは10月9日、ニエユハン氏が代表取締役社長を退任し、シリウスロボティクス創業者で現シリウスグループCEO(最高経営責任者)の蒋超氏が後任として10月10日付で再登板すると発表した。

蒋氏はエヌビディアジャパンなどを経て2017年にシリウスロボティクスを立ち上げ、19年に日本方針を新設、社長に就いた。その後、24年に代表取締役社長を退任した。



柔軟に導入可能な自律走行型ロボット(AMR)を活用し、自動化ソリューションを提供するとともに、アイリスオーヤマと連携してDX清掃ロボットの日本市場展開で得た知見を活かし、ODM(相手先ブランドによる設計・製造)事業へ積極的に参画していく構え。


蒋超氏(シリウスジャパン提供)

略歴
1983年 中国・西安市生まれ。地元の名門大、西安交通大学でコンピューター工学を専攻する。
2005年 東京の情報システム会社に就職し、Suica関連の開発に従事した。
2009年 エヌビディアジャパンに入社。
2013年 米本社とグーグルの共同プロジェクトに参画。渡米し、AR(拡張現実)技術の開発に携わる。
2015年 中国・深圳市で画像データ処理技術の会社を設立。わずか8カ月で中国IT大手から買収提案があり、それを受け入れる。
2017年 副総裁として残っていたその会社を辞め、シリウスロボティクスを創業する。
2019年 日本市場開拓に向けシリウスジャパン株式会社を設立し、代表取締役社長に就任。
2025年 2024年から代表取締役社長を退くが、10月10日より再就任。

(藤原秀行)

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