Webブラウザから簡単に操作、工場や倉庫の搬送効率向上支援
富士ソフトは11月11日、異なるメーカーの自律走行搬送ロボット(AMR)の複数制御を可能にし、工場や倉庫の搬送業務自動化を支援するシステム「MixFlit」(ミックスフリット)の販売を同日開始したと発表した。
異なるメーカーのAMRの統合制御に関する課題を解消し、「誰でも簡単に導入・運用できる搬送システム」の実現を後押しする。
Webブラウザから簡単に操作できるようにしており、専門知識がなくても現場で柔軟に使用できるよう配慮している。これまでのように制御装置(PLC)を使用した複雑な設定は不要で、AMRのルート変更もWebブラウザ上で完結できる。
導入前にロボットの動きや搬送ルートを3Dでシミュレーションできる機能も搭載しており、実際の現場に合わせた最適な運用を事前に確認、AMRの最適配置と搬送効率の向上を支援する。


今後は複数フロア対応や異なるメーカーの機器やシステム間で、安全かつ効率的にデータ交換し、連携を行う「OPC-UA連携」の機能も追加する予定。
ライセンス価格は税込み660万円で、導入費やカスタマイズ、保守費は別途必要。
対応機種は当初、Preferred Roboticsの「Kachaka pro」、住友重機械工業が販売している「Keigan KeiganALI」(Keigan製)でスタートし、順次拡大する。


(藤原秀行)※いずれも富士ソフト提供



