6~11月期決算開示は延期
アスクルは12月1日、ランサムウェア(身代金要求型ウイルス)によるサイバー攻撃を受けてシステムに障害が起き、ECの出荷が混乱していることに関連し、今年11月度(10月21日~11月20日)の月次業績は単体売上高が16億9800万円で、前年同期比95.1%減少したと発表した。ロジスティクス事業の売り上げも含んでいる。
主力分野の法人向けEC「ASKUL事業」の売上高は17億円で、前年同月から94.6%減った。個人向けEC「LOHACO事業」の売上高は300万円で99.9%減。受注・出荷が全面的にストップしていることが響いた。
また、12月15日に予定していた2026年5月期第2四半期(25年6~11月)の開示を延期することも公表した。同社は「被害額の集計等に一定の時間を要することが見込まれるため」と説明している。
(藤原秀行)



