米国で展開のプロジェクト、脱炭素支援目指す
日本郵船は12月22日、シンガポールに拠点を置くグループのNYK Bulkship(Asia)が、JERAとアンモニア輸送船2隻の定期傭船契約に係る基本条件合意書を締結したと発表した。
JERAが米ルイジアナ州で三井物産や米国で水素・窒素製品を手掛けるCFインダストリーズとともに展開する「Blue Pointプロジェクト」で製造する低炭素アンモニアを、JERAの碧南火力発電所(愛知県碧南市)へ輸送する計画を推進する。
一方、商船三井も12月22日、JERAとアンモニア輸送船2隻の定期用船契約に関わる基本条件合意書を締結したと発表した。同じくBlue Pointプロジェクトで生み出す低炭素アンモニアをJERAの碧南火力発電所まで運ぶ。
アンモニアは燃焼時にCO2を排出しない次世代のクリーンエネルギーとして期待されており、発電プラントや船舶で燃料利用や水素キャリアとしての活用などに活用できると見込まれている。
日本郵船と商船三井は、低炭素アンモニアのサプライチェーン構築をサポートしていきたい考え。
(藤原秀行)









