千葉・習志野と合わせ「スーパーロジスティクス」向けセンター7カ所に
楽天は8月1日、自社で運営しているECモール「楽天市場」出店者向けの総合物流サービス「楽天スーパーロジスティクス」の物流拠点2カ所を新たに開設すると発表した。トータルで全国7カ所となる。
新設する2カ所のうち神奈川県大和市では、ダイワコーポレーションが今秋から横浜町田営業所として本格的に運営する大型物流施設「ニッセイロジスティクスセンター横浜町田」(地上5階建て、延べ床面積約9・5万平方メートル)の一部、約4・2万平方メートルを賃借し、「Rakuten Fulfillment Center Chuorinkan(楽天フルフィルメントセンター中央林間)」として2020年中頃に稼働させる計画。東名道の横浜町田ICから約4キロメートル。
神奈川・大和市の新拠点が入る「ニッセイロジスティクスセンター横浜町田」の完成イメージ(楽天提供)
もう一方は野村不動産が千葉県習志野市に開発した「Landport東習志野」(地上5階建て、延べ床面積約7・4万平方メートル)を1棟借りし、「Rakuten Fulfillment Center Narashino(楽天フルフィルメントセンター習志野)」として展開する。賃借面積は約6・1万平方メートルで、稼働開始は20年中頃を見込む。
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千葉・習志野の新拠点が入る「Landport東習志野」の外観イメージ(楽天提供)
楽天は現在、千葉県の市川市と流山市、兵庫県の川西市と尼崎市、大阪府枚方市にそれぞれ物流センターを設け、入荷から配送まで一貫した高品質な物流サービスを提供、安定したEC店舗運営をサポートしている。既存センターが順調に稼働率を上げ、20年中頃には満床となる見込みのため、拠点を増やして物流サービスの処理能力向上を目指す。
(藤原秀行)