コールドチェーンの拡大図る
日本文化を海外に売り込む官民ファンドの海外需要開拓支援機構(クールジャパン機構)は1月23日、保有しているベトナムの冷凍・冷蔵倉庫会社CLK COLD STORAGE(CLKコールドストレージ、CLK)の全持ち分を、日本ロジテムと川崎汽船に譲渡したと発表した。
具体的な譲渡額は開示していない。譲渡により、CLKは日本ロジテムと川崎汽船の折半出資になった。両社はCLKを拠点として、今後さらに日本流の高品質なコールドチェーンを拡大していきたい考え。
クールジャパン機構は2015年、日本食材の流通基盤となるコールドチェーンの整備に向け、ベトナムで高性能な冷凍冷蔵倉庫の建設・運営を図るため、日本ロジテム、川崎汽船と共同でCLKを設立した。
CLKは16年にベトナムのホーチミンに冷凍・冷蔵倉庫を完成させ、事業を開始した。22年には増設した倉庫が稼働を始めた。農林水産物や食品などを中心とした日系企業食材の取扱量を増やし、東南アジアにおける流通基盤として機能を発揮している。
クールジャパン機構は「今後CLKが日本食材の流通基盤としてさらに発展していくことに期待しつつも、一定の投資期間が経過したことを踏まえ、共同出資者である日本ロジテムおよび川崎汽船と協議を行った結果、当機構が保有するCLKの全出資持ち分を譲渡することにした」と説明している。
(藤原秀行)











