商船三井、ベトナムで三菱地所推進の賃貸倉庫開発事業に25億円出資・参画

商船三井、ベトナムで三菱地所推進の賃貸倉庫開発事業に25億円出資・参画

東南アジアで非海運の「ロジ・インフラ」事業拡大図る

商船三井は2月27日、三菱地所がベトナム北部のハイフォンで推進している賃貸倉庫開発事業「Logicross Hai Phong」(ロジクロス・ハイフォン)に出資参画したと発表した。

出資は三菱地所と商船三井が折半で、商船三井は約1600万米ドル(約25億円)を拠出した。



ベトナムで商船三井が賃貸倉庫を保有するのは初めて。東南アジア地域でロジスティクス事業を広げていきたい考え。


Logicross Hai Phongの竣工写真

商船三井は海運市況の変動が大きいことを踏まえ、安定的な収益を確保できる事業ポートフォリオ変革を推進しており、ロジスティクス事業における「ロジ・インフラ」(倉庫などの物流設備を所有し荷主・フォワーダーなどに賃貸する業態)分野の強化を重点施策に据えており、今回の出資参画もその一環。

賃貸倉庫は三菱地所グループが主導で開発を進め、2025年10月に竣工、同年11月に稼働を始めた。ベトナム北部最大の深水港・ラックフェン港やカットビ国際空港などに近接し、北部最大の消費地ハノイや中国国境方面へのアクセスにも強みを持つ「Nam Dinh Vu工業団地」内に位置している。

近代的かつ機能的な設備を備えた汎用性の高い仕様設計を取り入れ、広範な事業者向けに倉庫保管サービスを提供できるとみている。台風など北ベトナム特有の気象条件を考慮した安全性の高い構造に加え、人感センサー付きLED照明や最先端の節水・消火設備を導入し、国際金融公社(IFC)が認証する国際的な環境認証「EDGE認証」でEDGE Advancedを取得済み。

ベトナム国内でも希少性がまだ高い環境・倉庫作業者に配慮した最新鋭倉庫。



物件概要

所在地 ベトナム北部ハイフォン市 Nam Dinh Vu工業団地内
(Land Lot CN14 , Nam Dinh Vu Non-tariff and Industrial Park(zone 1)within Dinh Vu – Cat Hai Economic Zone, Dong Hai 2 Ward, Hai Phong City, Vietnam)
構造 1階建て常温倉庫 2棟 合計10区画
規模 敷地面積:約 151,000㎡
延床面積:約 88,300㎡
竣工時期 2025年10月
出資比率 三菱地所:50%、当社:50%
当社出資額 約 1600万米ドル(約25億円)

(藤原秀行)※いずれも商船三井提供

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