現地企業の合弁から移行、風力・木質関連事業などの成長目指す
日本郵船とノルウェーの海運会社Westfal-Larsen(ウエストファル・ラーセン)グループは3月13日、日本郵船グループのNYK HOLDING(EUROPE)(NHE)とウエストファル・ラーセングループが折半出資しオープンハッチ船(
貨物艙=ホールド=内部の構造が四角い箱のような形状をしており、上面全体を大きな開口部にしてさまざまな形状の貨物を積載できるようにしている船舶)事業を展開しているノルウェーの海運会社Saga Welco(サガ・ウェルコ)をNHEの100%子会社に移行することで合意したと発表した。
各国の関係当局の承認取得を得ることなどを経て、2026年内に手続きを完了する予定。完全子会社のための株式取得費用は開示していない。
Saga Welcoは48隻のオープンハッチ船を運航し、南米東岸を起点にグローバルでセミライナーサービス(定期的に特定の港間を運航しながら、必要に応じて途中の寄港地にも立ち寄る形態のサービス)を手掛けている。
パルプやアルミインゴット(アルミ製品の原料となる精錬済みのアルミニウム地金の延べ板)、鋼材といった半製品に加え、風力発電機のブレードや、特殊な形態のプロジェクト貨物など成長分野で豊富な輸送実績と専門的オペレーションの知見を備えている。
多目的船のオープンハッチ船に関する多様な貨物の合い積みによる効率的な輸送や、スケジュールの信頼性、世界中の拠点から提供する専門的なオペレーションは、顧客から高い評価を得ているという。
Saga Welcoを完全子会社化することで、風力・木質関連事業などさまざまな分野を伸ばしていきたい考え。
Saga Welcoの概要
| 本社所在地 | Tonsberg, Norway |
| 従業員数 | 約120名 |
| 運航船隊 | オープンハッチ船48隻 |
| 事業内容 | パルプ、アルミインゴット、鋼材等の海上輸送 |
| ウェブサイト | Saga Welco | Frontpage |
(藤原秀行)












