大雨の影響で物流も混乱続く
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九州地方などで続く大雨の影響で、8月29日朝の時点でも高速道路の一部で通行止めが続くなど、物流面の混乱は収束していない。
国土交通省のまとめによると、同日午前5時の段階で、中国道の下関IC~美祢西ICと山陽道の下関JCT~小野田ICの2区間が雨量規制基準超過で通行止めとなっている。被災箇所はないという。
直轄国道も佐賀県内の2路線3区間、補助国道は佐賀と山口両県の4路線4区間で、路面の冠水などで通行止め。都道府県・政令市道は広範囲にわたり、37区間が被災している。鉄道はJR西日本やJR九州、松浦鉄道で運転休止が続発している。
宅配は大手3社がいずれも佐賀を中心に九州で荷物の集配遅延が発生。路線便も日本通運、第一貨物、福山通運が佐賀などで配達に遅延が生じたり、集荷・配達を見合わせたりしている。
海事関係は東京湾フェリーやふじさん駿河湾フェリーなど8事業者の9航路で運休か一部運休を強いられている。港湾は長崎の神ノ浦港で漂流物が流入する被害が出ている。
航空関係は空港設備に目立った被害は見られないが、一部で欠航が続いている。
(藤原秀行)