エージェントが抽出・変換・検証の処理を組み立てて実行、業務負荷を大幅削減
AI技術を活用した商品データ運用基盤「Lazuli PDP」を提供するLazuli(ラズリ)は10月23日、チャットで伝えるだけで商品情報を「ほしい形」に変換する処理の組み立て・調整をできるAIエージェント「PDP Chat Agent」の提供を11月に始めると発表した。
「PDP Chat Agent」は、理想の商品データの形式は分かっていても、処理を自分で作ることはできなかった現場の担当者に向けて開発。やりたいことを言葉で伝えると、エージェントがデータの抽出・変換・検証といった処理を組み立てて実行し、結果をその場で確認できる。
気になる箇所は言葉で指示して調整したり、値を直接直したりすることが可能で、一度作った処理は保存して、新しいファイルにも繰り返し使える。
多くの現場では、仕入先やメーカーから届く商品情報の形式がそれぞれ異なり、担当者が手作業で転記・加工・検品を繰り返しているため、商品部に限らず、EC運営、メーカーの卸営業、流通の商品担当など、商品データを扱うあらゆる担当者の負担になっている。
ExcelのマクロやRPA(業務自動化)は、処理の手順を1つずつ人がルールとして書き込む必要があり、データの形式が変わるたびに作り直しになる。作り込みにはデータ処理の専門知識が求められ、現場の担当者は「データは自分が一番分かっているのに、処理には手を出せない」との難しい状態に置かれていた。
「PDP Chat Agent」は、この作り込みをエージェントに任せ、担当者がやりたいことを言葉で伝えるだけでエージェントが「Lazuli PDP」の処理機能を組み合わせて実行できる。
対話でPDPを操作するこの仕組みは、既にLazuliが実際の顧客案件で使い、導入のスピードと処理の柔軟性で成果を上げてきた知見を活かしている。「PDP Chat Agent」は、その仕組みを「Lazuli PDP」本体に組み込み、ユーザーが直接使えるようにしている。
処理の作り方を知らなくても、「この商品名とジャンルを抽出して」「価格は数字だけに整えて」などと伝えるだけで、エージェントが抽出・変換・検証などの処理を組み立てて実行する。
検証(Validation)で品質を確認し、気になる箇所は言葉で指示して処理を直したり、値を直接修正したりできる。

Lazuliは今後、パイプライン内にエージェントが処理を担う汎用ステップを差し込める「Agent Step」を開発する予定。名寄せ・検証・正規化など既存の処理もエージェントで強化し、商品データの変化に合わせて処理自体が進化し続ける運用基盤を目指す。
(藤原秀行)※Lazuli提供







