防災対応重視、72時間対応の非常用自家発電や防潮設備など導入予定
住友倉庫は10月7日、神戸市の沖合の人工島・ポートアイランドに新倉庫を建設すると発表した。
現行の中期経営計画(2017~19年度)で打ち出している「国内倉庫施設再構築」の一環。地上4階建て、延べ床面積は4万9892平方メートルを計画。2020年12月の完成を見込む。
近年、大規模災害が頻発しているのを踏まえ、防災対応を重視。1階の中央部に車両通路と接車バースを配置した全天候型物流施設を計画。強風や大雨が荷役に及ぼす影響を最小限にとどめる構造を採用する。さらに72 時間対応の非常用自家発電設備や防潮設備、強化シャッターを取り入れることなども予定している。
新倉庫は定温庫、空調庫、書類といった情報記録媒体専用保管庫などを備え、多様な保管ニーズに対応できるよう配慮する。
新倉庫の完成イメージ(住友倉庫プレスリリースより引用)
(藤原秀行)