政府のトラック輸送協議会で国交省が方針提示
政府は10月9日、東京・霞が関で、「第11回トラック輸送における取引環境・労働時間改善中央協議会」と「第10回トラック運送業の生産性向上協議会」(座長・野尻俊明流通経済大学長)の合同会議を開いた。
国土交通省は今後の取り組みとして、加工食品や紙・パルプ、建設資材の各分野で、トラックドライバーの長時間労働改善などを実現する「ホワイト物流」を推進するためのガイドライン(指針)を2019年度中に作成することを示した。
国交省が業界ごとに設置している、荷主と運送事業者が連携して物流業務改善策を議論する懇談会でそれぞれ中身を詰める見通し。
加工食品については20年度以降、物流現場で標準化すべき事項を取りまとめ、実現を関係者に働き掛けていくことも打ち出した。
(藤原秀行)