水岩運送など2社入居、満床で稼働
水岩運送など2社入居、満床で稼働
日本GLPは10月16日、神戸市の沖合にある人工島「六甲アイランド」で新たなマルチテナント型物流施設「GLP六甲Ⅲ」が完成したと発表した。
地上4階建て、延べ床面積は3万2153平方メートル。3PL事業を手掛ける地場の水岩運送(大阪市)と大手物流企業の計2社が入居を決めており、満床での稼働となった。
「GLP六甲Ⅲ」の外観(日本GLPプレスリリースより引用)
日本GLPは六甲アイランドで既に2棟を開発、いずれも満床で稼働中。「六甲Ⅲ」は神戸港に隣接し、阪神高速5号線の六甲アイランドICから約2・7キロメートルに位置している。
1階はハイブリッド工法を採用し、内柱に鉄筋コンクリートを充ててブレース(筋交い)を解消するなど、効率的なオペレーションと自由度の高いプランニングが可能なフロアとしている。
六甲アイランドは防潮堤を設置しているため、神戸市のハザードマップではレベル1(100年に1度の発生頻度)の津波発生時にも浸水しないと想定されているが、同社はBCP(事業継続計画)を重視してレベル2の津波(1000年に一度かそれ以下)まで想定の上、変電設備の設置位置を高くするなどの対策を施している。
(藤原秀行)