国交省や都、組織委が渋滞抑制へ効果見極め
国土交通省と東京都、東京オリンピック・パラリンピック大会組織委員会は10月31日、大会期間中の交通円滑化に向け、会場周辺の時間貸し駐車場を物流関係車両などが優先して予約・利用できるようにする実証実験を11月13、14日の両日に実施すると発表した。
国立代々木競技場の周辺にあるタイムズ24の「タイムズ原宿第2」(11台)と三井不動産リアルティの「リパーク神南第4」(20台)を活用。予約専用駐車場に変更した上で、物流関係や事業関係、障害を持つ人の車両を対象に優先して予約を受け付け、利用状況の確認や運用方法の課題などを確認する。終日予約と時間帯ごとの予約の異なるパターンを設定する。
国交省などは「空いている駐車場を探して移動する『うろつき交通』による交通渋滞などが抑制できるかどうかを見極める」と説明している。
国交省などは今年8月にも同様の実験を実施している。今回は対象を物流関係車両などに絞り、平日に実施するほか、時間帯ごとに予約できるパターンも取り入れ、効果を検証する予定。
(藤原秀行)