3月のトラック輸送量は特積みが4.8%減も宅配はプラスに
国土交通省が6月13日に発表した「国土交通月例経済(令和元年5月号)」によると、2019年3月のトラック輸送量は特別積み合わせトラックが前年同月比4.8%減の562万2842トン、宅配貨物取扱個数は3.0%増の3億4917万4000個、一般トラックは0.2%増となった。年度末の繁忙期ながら特積みが数字を落とした格好だ。
鉄道の4月速報値はJR貨物全体で2.1%減の254万6679トン。内訳は車扱が6.0%増の69万7397トンで6カ月ぶりに前年同月を上回った。コンテナは4.8%減の184万9282トンで2カ月連続のマイナス。
内航海運の3月速報値は貨物船が9.2%増の1932万3000トンと8カ月連続で前年同月を上回った。油送船は0.8%減の1047万4000トンとほぼ横ばいで推移した。
外航海運の3月速報値は輸出が1.0%増の79.1万TEU、輸入は8.3%増の84.7万TEUと輸入が前年同月および前月から大きく伸びている。
航空貨物の4月速報値は国内線が6.4%減の6万2162トン、国際線も18.9%減の13万34トンでいずれも14カ月連続の前年同月割れとなった。国際線は11カ月にわたって2桁減を記録している。
3月の普通倉庫における月間入庫残高は4.4%減の234万8000トン、月末保管残高が5.0%減の466万9000トン、回転率は2.6ポイント上昇の53.0%だった。
(鳥羽俊一)
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