愛知県、ドローンで山間部過疎地にAED輸送の実証実験

愛知県、ドローンで山間部過疎地にAED輸送の実証実験

2・5キロメートルを目視外飛行

愛知県は11月6日、県内の新城市で、ドローン(無人飛行機)で山間部の過疎地へAED(自動体外式除細動器)を配送する実証実験を同25日に実施すると発表した。内閣府の補助事業の一環として行い、名古屋鉄道やプロドローン、KDDIなどが執り行う。

集落で住民が倒れAEDが必要になったと想定し、地域の集会施設から目的地点まで、約125メートルの標高差があるルート約2・5キロメートルを目視外飛行で届ける予定。悪天候の場合は11月27日に変更する。

要した時間やコストを検証し、自動車を使った輸送と比較するほか、標高差のある森林を安全に飛ばせる自動航行管理システムの開発にも役立てるのが狙いだ。

(藤原秀行)

テクノロジー/製品カテゴリの最新記事