都産業技術研究所、東京ビッグサイトで運搬など4種類のサービスロボット活用実験

都産業技術研究所、東京ビッグサイトで運搬など4種類のサービスロボット活用実験

20年3月まで継続、メリットとデメリットを検証

東京都産業技術研究所(都産技研)は11月19日、東京・有明の東京ビッグサイトで、運搬や清掃、案内、警備の4種類のロボットを施設内で実際に活用する実証実験を行うと発表した。11~12月にかけて西棟と南棟で順次運用をスタートし、2020年3月まで継続。3カ月程度を要してメリットとデメリットを検証する。

ロボットは都産技研と中小企業が共同で開発した。このうち運搬に関しては、Doogの追従運搬ロボット「THOUZER(サウザー)」を投入し、ごみなどの運搬に用いる計画。

このほかのロボットは、清掃は筐体を都産技研が、ソフトウエアをセックがそれぞれ担当した「Debris(デブリ)」、案内は08ワークスや日本ユニシス、パルコ、都産技研、南デザインが連携して手掛けた「Siriusbot(シリウスボット)」、警備は日本ユニシスや西武鉄道、アースアイズ、都産技研と南デザインが開発した「Peruseusbot(ペルセウスボット)」をそれぞれ使う。

同時に、開発企業が異なる複数のロボットを同時に運用するために構築したロボット連携管理システムも展開し、実際に活用できるかどうかを見極める。


実験に投入する「サウザー」※クリックで拡大


実験するエリア※クリックで拡大(いずれも都産技研プレスリリースより引用)
(藤原秀行)

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