太陽工業など、パレットなしで移動・積み降ろし可能な輸送容器を12月発売

太陽工業など、パレットなしで移動・積み降ろし可能な輸送容器を12月発売

耐久性に優れた袋状、使用後は折り畳み可能

大型テントメーカーの太陽工業は11月21日、子会社のTDS(同)がジェイカス(兵庫県西宮市)と新たな輸送容器「スリットコンテナー」を共同で開発、12月に発売すると発表した。特許を出願中で、今月27~29日に大阪市で開かれる「第1回関西物流展」に出展、実演もする予定。

容器は正方形の袋状で、耐久性に優れたオレフィン系の膜素材を採用。フォークリフトを使った荷物の移動や積み降ろしをパレットなしで行えるのが特徴。使用後は折り畳めるため、保管時に場所を取らないのも強みという。

標準仕様は本体の内寸が縦と横1100ミリメートル、高さ1400ミリメートルで、対象の荷物は平面サイズで縦と横が950ミリメートル~1100ミリメートル、重量は約600キログラムまで対応可能。価格は1袋税別1万1000円。

TDSはスリットコンテナーを活用した物流効率化支援を展開、5年後に売上高20億円規模を目指す。



スリットコンテナーの活用イメージ(太陽工業提供)※クリックで拡大
(藤原秀行)

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