Jリートのラサール、大阪湾岸のESR開発物流施設に間接投資

Jリートのラサール、大阪湾岸のESR開発物流施設に間接投資

SPCの優先出資証券を11・3億円で取得、将来の交渉権も取得

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Jリートのラサールロジポート投資法人の資産運用を手掛けるラサールREITアドバイザーズは12月18日、ESRが大阪市の湾岸エリアで開発したマルチテナント型物流施設「レッドウッド南港ディストリビューションセンター(DC)2」を運用しているSPC(特定目的会社)から優先出資証券(企業の株式に相当)11億3400万円を同25日付で取得すると発表した。

SPCが発行する優先出資証券全体の11・4%に匹敵する。2018年に完成した南港DC2は現在、稼働率が25%にとどまっており、テナントを追加で獲得して収益を安定的に得られるようになるまで時間を要するとみて、当初は施設自体を直接購入するのではなく、SPCを通じた間接投資の形を取ることとした。

ラサールREITアドバイザーズは併せて、将来の南港DC2購入をにらみ、優先交渉権を取得した。今後はラサールロジポート投資法人への物件供給のスポンサーを務めているラサール不動産投資法人が南港DC2のアセットマネジャーとして、稼働率の向上を目指す。


「南港DC2」の外観(ラサールREITアドバイザーズプレスリリースより引用)

(藤原秀行)

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