日本通運、カンボジア・プノンペン経済特別区で多機能倉庫が完成

日本通運、カンボジア・プノンペン経済特別区で多機能倉庫が完成

4620平方メートルで冷凍・冷蔵・定温に対応、南部経済回廊上に位置

日本通運は12月24日、カンボジアのプノンペン経済特別区(SEZ)で現地法人が開発を進めていた多機能ロジスティクス倉庫「プノンペンロジスティクスセンター」が完成したと発表した。同23日に開所式を現地で行った。

新倉庫は平屋建て(一部2階建て)、延べ床面積6735平方メートル、このうち倉庫面積は4620平方メートル(冷凍、冷蔵がともに150平方メートル、定温1062平方メートル)。

プノンペンSEZはプノンペン市内から18キロメートル、プノンペン国際空港まで8キロメートル。シアヌークビル港にアクセス可能な国道4号線に面し、物流拠点として競争力のある立地が強み。

経済成長が続く「大メコン圏」の南部経済回廊上に位置し、タイ・バンコクとベトナム・ホーチミンをつなぐ物流の戦略地域としても存在感が高まるエリアのため、日通はさまざまな物流需要を取り込む基盤として新倉庫を活用していく戦略だ。


「プノンペンロジスティクスセンター」の外観(日本通運プレスリリースより引用)

(藤原秀行)

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