ニチレイロジ、関西で冷凍食品の新たな共同物流を20年4月開始へ

ニチレイロジ、関西で冷凍食品の新たな共同物流を20年4月開始へ

日水物流と連携、人手不足踏まえ保管と配送の両分野対象に効率化支援

ニチレイロジグループ本社は、冷凍食品の新たな共同物流サービスを2020年4月に関西エリアでニッスイグループの日水物流と連携して始める計画だ。低温物流分野でもトラックドライバーや庫内作業スタッフらの人手不足が深刻化していることを踏まえ、保管と配送の両分野を対象として荷主企業のより効率的なコールドチェーン運営をサポートするのが狙い。

同社の梅澤一彦社長がこのほど開いた年末恒例の記者会見で明らかにした。日水物流が大阪市の臨海エリアに構える「大阪舞洲物流センター」で来年4月に増設棟が完成し、庫幅が従来の2倍に相当する5万トンに拡大するため、同センターを拠点として共同物流を展開。現場のオペレーションはニチレイロジ傘下のロジスティクス・ネットワーク(ロジネット)が担当し、輸配送や商品管理を一元的に担う3PLサービスとして冷食メーカーから請け負う。

ニチレイは既に中四国エリアなどで共同物流を手掛けているが、現状では輸配送のみを対象としている。長距離輸送を担うドライバー不足が顕在化し、荷主が食材の保管拠点を分散化する傾向にあるため、保管もカバーして荷主が低温物流で抱える課題の解決により深く貢献することを想定している。複数の荷主が参加できる「共同物流のプラットフォーム」として機能させたいとの思惑がある。

ニチレイロジは当初、関西エリアで早期に事業を基盤に乗せた後、他のエリアにも順次拡大していくとのシナリオを描いている。その際、他社グループの冷凍・冷蔵倉庫を活用することも視野に入れている。


「大阪舞洲物流センター」増設棟の完成イメージ(ニッスイ提供)

(藤原秀行)

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