スポンサー開発後に私募ファンドへ譲渡、運用
JリートのCREロジスティクスファンド投資法人の資産運用を手掛けるCREリートアドバイザーズは1月7日、東京と埼玉の物流施設4棟を新たに2月3日付で取得すると発表した。
取得予定額は4棟合計で195億6000万円。いずれもシーアールイー(CRE)が開発した後に第三者の私募ファンドへ譲渡しており、物件供給スポンサーのCREとは異なる外部からの取得となる。不動産市況などを見ながら適切なタイミングで物件を取得できるようにするため、現在は一時的に国内のリース会社が保有している。
物件の概要は、
・「ロジスクエア瑞穂A」(東京・瑞穂町)=27億9400万円
(地上2階建て、延べ床面積1万3755平方メートル、2007年2月完成)
・「ロジスクエア瑞穂B」(同)=35億8400万円
(地上2階建て、延べ床面積1万6016平方メートル、2007年2月完成)
・「ロジスクエア草加」(埼玉県草加市)=81億900万円
(地上4階建て、延べ床面積2万8817平方メートル、2013年6月完成)
・「ロジスクエア八潮」(埼玉県八潮市)=50億7300万円
(地上4階建て、延べ床面積1万9068平方メートル、2014年1月完成)
――となっている。
いずれも陸運事業者が1棟借りしているが、CREリートアドバイザーズは相手先の承諾が得られていないことを理由に社名を開示していない。4棟はいずれも投資ファンドが保有した後、現在は国内のリース会社が一時的に所有している。東京の2棟はいずれもBTS型施設。
「ロジスクエア草加」の外観(CREリートアドバイザーズ開示資料より引用)
(藤原秀行)