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【動画】SGHDグループの次世代大型物流拠点「Xフロンティア」を公開

【動画】SGHDグループの次世代大型物流拠点「Xフロンティア」を公開

物流ロボットや自動倉庫を共有するシェアリングサービスなど展開へ

※動画や写真を追加の上、内容を一部差し換えました

SGホールディングス(HD)は1月29日、東京・新砂の本社隣接地で新たに開発した大型物流拠点「Xフロンティア」の建屋を報道陣に公開した。地上7階建て(うち倉庫部分は6階建て)、延べ床面積は17万1029平方メートル。今年4月以降、順次稼働を始める計画。

SGHD傘下の佐川急便、3PLを手掛ける佐川グローバルロジスティクス(SGL)、国際物流を担うSGHグローバル・ジャパン(SGHGJ)、引っ越しや大型貨物輸送を展開しているSGムービングの主要事業会社4社が入居する。EC事業者などが物流ロボットや自動倉庫といった先進機器を共有、利用した分だけ料金を払う「シェアリング・フルフィルメントサービス」を提供するSGLの専用センターを稼働させることなどが大きな特色だ。

グループの主要な機能を結集し、最先端の技術も取り入れて「輸送能力の進化」「新たなソリューション」「SDGs(持続可能な開発目標)への貢献」を実現。国内・国際物流サービスのレベルアップを図る。投資額は840億円で、このうちマテハン設備関連は260億円。


完成した「Xフロンティア」の外観


上空から見た「Xフロンティア」(SGHD資料より引用)

フロアのうち1~2階と3~4階は佐川の大規模中継センターとして活用。5階はSGHGJとSGL、6階はSGムービングがそれぞれ利用する。6階の一部にはXフロンティアを共同開発したIHIがテナントとして入る。

このうち佐川の大規模中継センターは2021年1月の稼働を予定している。関東の複数の中継センターを集約し、関東の営業所から集まった荷物を最新の仕分け設備で効率良く仕分けして全国の拠点へ素早く出荷する体制を整える。2層のセンターにそれぞれ5種類の自動仕分け機を配置し、1時間当たり約10万個の仕分けを可能とする計画。

2層の合計で荷降ろし60台、積み込み236台の計296台分のトラックが接車できるようにする。他にも屋上に約250台分の大型車両駐車スペースを設け、周辺で交通渋滞が起こらないよう配慮する。


5階の通路。端から端まで約360メートル


5階の倉庫部分


5階のSGHGJオフィスエントランス


屋上の広大な駐車スペース

国際物流や大型・特殊輸送の拠点も併設へ

5階のフロアのうち約2600坪を使い、20年2月をめどにSGHGJの国際物流拠点を立ち上げる。越境ECの輸出は1日当たり1万5000個、輸入は2万個の対応能力を持たせる見込み。約1336坪の保税倉庫を備えるほか、コンテナ18台分の荷卸しスペースを確保、アパレル商品の購入輸入通関は1回当たり70トンと設計している。通関後は店舗への即日配送も可能という。

併せて、SGLがシェアリング・フルフィルメントサービスを手掛ける拠点「ロジスティクスセンター」(約4500坪)を立ち上げ、20年4月から順次サービス提供を始める。オカムラが取り扱っている自動倉庫システム「AutoStore」が21年1月に稼働。これに先立ち、ギークプラスの自動搬送ロボット「EVE」シリーズを46台、カナダ・クリアパスロボティクスのAGV「OTTO」を14台、イタリア・CMCの自動梱包機「CartonWrap」がそれぞれ20年4月に稼働をスタートする。テナント企業は利用した分だけ料金を支払う仕組みだ。

在庫のうち出荷するものが入った棚をEVEが持ち上げ、ピッキングエリアまで運ぶなど、徹底した機械化を推進。保管や入出荷などのコストを変動費化できるようにし、EC事業者らの負荷を軽減することを目指す。

6階はSGムービングが大型・特殊輸送拠点を設置。家電製品や家具など大型商材の首都圏近郊向け共同配送センターとして、関東地区の旧来の4拠点を統合する。美術品輸送に不可欠な約40坪の定温倉庫も設ける。

(藤原秀行)

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