CBcloud、マッチングサービスの対象を一般貨物に拡大

CBcloud、マッチングサービスの対象を一般貨物に拡大

関東1都6県発着荷物でスタート、全国展開視野

CBcloudは2月5日、トラックと軽貨物のマッチングサービス「PickGo」に関し、新たに対象を一般貨物まで拡大すると発表した。運送事業者と荷主企業を仲介する新サービス「PickGo一般貨物」(仮称)の運用を本格的に開始した。

PickGoは緊急の荷物の運び手を迅速に見つけられる上、ドライバーとしても自分に合った仕事を確実に得られる点が評価され、2019年10月時点で登録しているドライバーが1万5000人を超えるなど着実に普及している。ANAホールディングスと提携し、陸と空の一貫輸送にも対応できるようにしている。

荷主企業や物流業界から一般貨物のマッチングを要望する声が高まっていることに配慮。新サービスの開始で従来の軽貨物向けサービスで対応できなかった2メートル以上、350キログラム以上の荷物も取り扱えるようになる。一般貨物のマッチングでトラックに空きがない場合も、軽貨物向けのマッチングを併用することが可能。

現在は300以上の一般貨物自動車運送事業者と提携済みで、6000台以上の車両とマッチングできる状態にあるという。車両は2トン、4トン、10トンの各クラスをそろえ、箱クルマや平ボディー車、冷凍冷蔵車なども準備。同社は「大型の建築材料や住宅設備の建築現場への緊急配送や、納品漏れのあった生鮮食品などの店舗への大量配送ニーズにも対応可能」と強調している。

一般貨物のマッチングは関東1都6県を発着する配送でスタートし、順次対応エリアを広げ、将来の全国展開を視野に入れている。登録は軽貨物向けマッチングと同じく無料だが、下請け多重構造に陥るのを防ぐため、マッチングで受注した事業者が別の事業者に運送再委託を行うことはできない。


サービス画面のイメージ※クリックで拡大


サービス紹介※クリックで拡大(いずれもCBcloud提供)

(藤原秀行)

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