3PL事業拡大狙う、アジア全域カバーも可能に
SGホールディングス傘下で3PL事業などを手掛ける佐川グローバルロジスティクス(SGL)は3月31日、中国で3PLや配送などのサービスを展開する上海虹迪物流科技股份有限公司(RUNBOW、ランボウ)の株式の70%を取得する手続きを同日完了したと発表した。買収の方針は昨年12月に発表していた。取得額は非開示。
佐川グローバルロジ、中国物流企業のランボウを20年3月末に買収へ
ランボウは2006年1月設立。上海や成都、武漢、西安、天津、瀋陽に物流拠点を展開し、アパレルやケミカル業界を中心とした世界的大手企業向けに物流サービスを提供している。同社の強固な物流ネットワークとSGLの倉庫オペレーション改善や省人化・機械化などのノウハウを組み合わせ、中国で3PL事業を拡大していく足掛かりとしたい考え。アジア全域をカバーする国際物流も可能にし、顧客の多様なニーズに対応していく計画だ。
(藤原秀行)