中部電力と丸紅がEVトラックの最適運用に関する実証実験、名鉄運輸とエスライン各務原も協力

中部電力と丸紅がEVトラックの最適運用に関する実証実験、名鉄運輸とエスライン各務原も協力

運行スケジュールに応じた最適な充電方法確立など探る

中部電力と丸紅が折半出資で今年2月に設立した「フリートEVイニシアティブ(FEVI)」は4月9日、EV(電気自動車)トラックの最適運用に関する実証実験を行うと発表した。名鉄運輸とエスライン各務原が協力する。

実験は同日から2022年3月末までの予定。名鉄運輸とエスライン各務原が保有している三菱ふそうバス・トラック製EVトラック「eCanter(キャンター)」計3台を用いる。実際の運行は名鉄運輸の名古屋東支店(愛知県長久手市・名古屋市周辺)とエスライン各務原の 本社営業所(岐阜県各務原市周辺)となる。

実験を通じて運行スケジュールに応じた最適な充電方法の確立を探るほか、急速充電によるEVトラックの稼働率向上、電力消費のピークコントロールによる電気料金抑制、EVトラック活用によるCO2排出削減効果などを検証する。

FEVIは21年度をめどにEVトラックなどの導入を包括的に支援するサービスの提供開始を目指している。今回の実証実験を通じてサービス実現を確実にしていきたい考え。


「eCanter」(三菱ふそうトラック・バス提供)

(藤原秀行)

実証実験の概要はコチラから

テクノロジー/製品カテゴリの最新記事