物流など屋内特化型ドローン自律飛行システムのSpiral、資金調達を実施

物流など屋内特化型ドローン自律飛行システムのSpiral、資金調達を実施

テックアクセル1号などベンチャーキャピタル3者引き受け

屋内に特化したドローン(無人飛行機)自律飛行システム「MarkFlex Air(マークフレックスエアー)」を手掛けるスタートアップ企業のSpiral(東京)は4月14日、シードラウンド(設立直後)として、ベンチャーキャピタル3者から資金調達を実施したと発表した。

引き受け先はテックアクセル1号投資事業有限責任組合(合同会社テックアクセルベンチャーズ)、Miraise1号投資事業有限責任組合(MIRAISE LLC)、静岡キャピタル。具体的な調達額などは開示していない。

同システムはGPSを使えない屋内でも独自の特許技術を活用したマーカーをドローン搭載のカメラが読み取り、自律飛行を可能にする仕組み。地図作成と自己位置推定を同時に行う技術「SLAM」を使わないのが特徴。室内ドローン活用が見込まれる建築・土木や物流、商業施設など向け用途の需要開拓を目指す。

資金調達により、建築・土木領域でGPSを使わない環境下でドローン自律飛行を実現する技術の開発を加速、実証実験も積極的に進めたい考え。


屋内飛行のイメージ


Spiral関係者※クリックで拡大(いずれも同社提供)

(藤原秀行)

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